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平安道斎の手仕事

20110701

つづき


工房に現れたのは甲冑師の【平安道斎】さん。

四代目鈴甲子雄山の師匠であり、実の父親。
コチラは代々続く名門甲冑工房なのであります。

ありがたいことに今回、道斎氏の作業を見せて頂けるコトに!!
平安道斎01

道齋氏は言わずと知れた江戸甲冑制作の名士。その作風は荘厳かつ剛健


ただいま地方のとある人形屋さんからの依頼で、より本物に近づけた甲冑を
制作中とのコト。従来の江戸甲冑と一体何が違うのでしょう?


通常の江戸甲冑は、一枚づつ並べられた小札(こざね)とよばれる部分を
漆で塗り固め、最終的には一つの段(小札板)にします。

現在制作中の甲冑は、江戸甲冑のよさを最大限に引きたたせるために、
並べられた小札板の一枚一枚が、漆は塗られてはいるものの、
塗り固めてないのです。(国宝級の実物の大鎧は実際このつくり方らしい)

平安道斎02

だからこのように竹串を挟み、小札板の山の部分から威糸を
通していくのです。それを一つづつ手作業で行うわけですから
相当な手間がかかっているのはいわずもがな…。


残念ながらコチラの甲冑は他店の完全オリジナル。
かなりの手間隙を要するため、これまた完全一点モノ。
それゆえに価格も…それ相当と思います。


こんな甲冑制作を依頼するというコトはその人形屋さん、
知識・経験ともに一流なハズ。お客様からの信頼も相当と見たっ!!
(私、恥かしながらこの制作法を初めて知りました)

「コレに負けない甲冑をウチだって!!」
…と、そのお店を勝手にライバル視し、来期の商戦に向け
早くも鼻息が荒くなる私。(こうして自分を奮い立たせるのが私の得意技)


没頭しすぎて時間を忘れ、気づけば5時間近く工房に滞在。
毎度毎度邪魔しちゃって申し訳ないですぅ…。
ただ今回もいろいろ見聞きさせていただき、ホント勉強になりました!!


そんな工房からの帰り道、また新たなアイデアが沸き立ち始め…

こりゃまた近々工房に伺うコトになりそうです(苦笑)。
その際はどうぞ宜しくお願い致します(照)。
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甲冑師「平安道斎」

20100315

今回もひきつづき、甲冑師『平安道斎』による作品のご紹介。
道斎 鎧03



前回は道斎氏による『江戸甲冑』を紹介しましたが、
今回は『京甲冑』の作風を取り入れた豪華絢爛な甲冑です。

京甲冑の技法で特徴的なのが、きらびやかで繊細な「金物細工」と、
甲冑本体の部品である小札板(こざねいた)に純金箔を施す「純金箔押」ですが、
道齋はこの技法も取り入れ、独自の作風を確立しています。

江戸甲冑が、江戸の粋をたたえた「渋好み」なのに対し、
京甲冑は、京の雅をたたえた「華やかさ」が魅力です。

※平安道斎の甲冑を『京甲冑』として販売しているお店もありますがそれは誤りです。
 京甲冑として純粋に紹介される作家は『京都在住の一流甲冑師のみ』。
 品質は京甲冑に勝るとも劣らぬ逸品ですが、道斎は『関東の作家』です。
 京甲冑をお探しのお客さまは注意してください。


道斎定番。『月』をモチーフとした飾り金物を随所にちりばめた兜がコチラ。
道斎 月光
月は『不滅・再生の象徴』ともいわれ、それは『一族繁栄』の思いにも通じます。


縁起モノの『大黒さま』をモチーフにし、
それに関連した金物細工を随所にちりばめた兜がコチラ。
大黒天
鹿革に描かれた大黒さまや、水晶に手彫りで描いた宝珠も秀逸です。


当然ですが鎧も一級品。
道斎 鎧02



道斎の京式甲冑はすべて、純金箔押の小札板の裏側に
『白檀塗(びゃくだんぬり)』が施されています。
白檀塗
白檀塗とは漆芸の一種で、金箔などを施したモノの上に『透き漆(うるし)』を
かける技法。深みのある独特な『あめ色』に仕上がり、馴染んでくると下地の金が
さらに輝きを放つようになるのも特徴です。



甲冑製作をはじめ50年あまり。名匠と謳われつつも現状に甘んじることなく、
現在、新たな技術を習得中とのこと!!

とどまることを知らない創作意欲には、ただただ頭が下がるばかり。
品質やオリジナリティを追求する本物の職人さんとともに仕事が出来ること…
私たち自身も大変光栄です(笑)。

次回は近年、節句品でも盛り上がりをみせる『戦国武将』の鎧や兜を紹介します。
完成度の高い品々は店頭で見るだけでも楽しめますよ!!それでは。

 

甲冑師「平安道斎」

20100313

予定通り今回は、この道約50年、甲冑師『平安道斎』による作品のご紹介です。
※似たような名前の作札をつけた五月飾りまで出回っています、ご注意下さい。
道斎01


前回の『加藤鞆美』同様、江戸甲冑製作の名士でありますが、
その作風は鞆美とはまた違う雰囲気を感じさせます。


さっそくですがまずはこちら(後ろ姿)。
道斎 後ろ
和紙一閑張 革糸威之兜


威糸(おどしいと)が…革糸です!!
なおかつその革糸に小桜柄の文様を施しています。

『花は桜木、人は武士…』という一休宗純(一休さん)の言葉がありますが、
この甲冑は、そんな男ぶりを表現しているかのようです。ちなみにこの言葉を要約すると、
『桜も武士も散り際が潔く、それゆえに美しい』ということになります。


次はこちら。
道斎02
革一閑張 色々威之兜


江戸甲冑の技法でおなじみ『手並べ小札(こざね)』であるのは当然ですが、
その小札の材質が『革』です。(和紙が一般的)
しかも使用された革小札の数は、脅威の570枚!!圧巻です。
(ひとつひとつ数えましたが多少、誤差あると思います…)


前出の鞆美の作風が『気品・優美』とするならば
道斎の作風は『荘厳・剛健』という言葉がしっくり馴染みます。


いかがですか?鯉徳ではこのほかにもサイズ、色、デザインの異なる
さまざまな種類をご用意させていただいております。

また道斎は江戸甲冑特有の技法だけでなく、京甲冑に見られる
『純金箔押』などの技法まで駆使した作品も発表しています。
そちらも道斎らしさが詰まった仕上がりで注目度大ですよ。

次回は平安道斎の純金箔押で仕上げた甲冑の数々を紹介します。

それでは。

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