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甲冑師「平安道斎」

20100315

今回もひきつづき、甲冑師『平安道斎』による作品のご紹介。
道斎 鎧03



前回は道斎氏による『江戸甲冑』を紹介しましたが、
今回は『京甲冑』の作風を取り入れた豪華絢爛な甲冑です。

京甲冑の技法で特徴的なのが、きらびやかで繊細な「金物細工」と、
甲冑本体の部品である小札板(こざねいた)に純金箔を施す「純金箔押」ですが、
道齋はこの技法も取り入れ、独自の作風を確立しています。

江戸甲冑が、江戸の粋をたたえた「渋好み」なのに対し、
京甲冑は、京の雅をたたえた「華やかさ」が魅力です。

※平安道斎の甲冑を『京甲冑』として販売しているお店もありますがそれは誤りです。
 京甲冑として純粋に紹介される作家は『京都在住の一流甲冑師のみ』。
 品質は京甲冑に勝るとも劣らぬ逸品ですが、道斎は『関東の作家』です。
 京甲冑をお探しのお客さまは注意してください。


道斎定番。『月』をモチーフとした飾り金物を随所にちりばめた兜がコチラ。
道斎 月光
月は『不滅・再生の象徴』ともいわれ、それは『一族繁栄』の思いにも通じます。


縁起モノの『大黒さま』をモチーフにし、
それに関連した金物細工を随所にちりばめた兜がコチラ。
大黒天
鹿革に描かれた大黒さまや、水晶に手彫りで描いた宝珠も秀逸です。


当然ですが鎧も一級品。
道斎 鎧02



道斎の京式甲冑はすべて、純金箔押の小札板の裏側に
『白檀塗(びゃくだんぬり)』が施されています。
白檀塗
白檀塗とは漆芸の一種で、金箔などを施したモノの上に『透き漆(うるし)』を
かける技法。深みのある独特な『あめ色』に仕上がり、馴染んでくると下地の金が
さらに輝きを放つようになるのも特徴です。



甲冑製作をはじめ50年あまり。名匠と謳われつつも現状に甘んじることなく、
現在、新たな技術を習得中とのこと!!

とどまることを知らない創作意欲には、ただただ頭が下がるばかり。
品質やオリジナリティを追求する本物の職人さんとともに仕事が出来ること…
私たち自身も大変光栄です(笑)。

次回は近年、節句品でも盛り上がりをみせる『戦国武将』の鎧や兜を紹介します。
完成度の高い品々は店頭で見るだけでも楽しめますよ!!それでは。

 

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