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破魔弓を飾る意義

20121209

本日は、男児が誕生してはじめて迎える正月に贈られる【破魔弓】について。

破魔弓 匠

破魔弓が飾られるようになった経緯は諸説ありますが、今回ブログでは
「なぜ男児が生まれた初めての正月に破魔弓を飾るのか?」という疑問
を掘り下げてます。※以下文字ばかりなので眠気に注意。


そもそも破魔弓は弓と矢を組み合わせた飾りですが、もともとの用途は
「狩りをするための道具」です。それが後に「戦いのための道具」となり、
現代では「競技や武芸、神事や祭礼の道具」として残っています。
当然ですが破魔弓は「神事や祭礼」の要素としての役割を果たしています。


それでは、なぜ弓矢は神聖なモノとして考えられるようになったのでしょう?
答えは単純、狩猟により人間に恵みをもたらす道具であったからに他なりません。
(※個人的な感想ですが、弓矢の形状の潔さというかシンプルなデザインもどこか
人々を引きつける力があったとも思われますが…どうかな?)


「弓矢=神聖なモノ」という考え方は古くからあり、破魔弓飾りの起源に
もっとも関わりが深いとされる神事に【鳴弦(めいげん)の儀】があります。

これは室町時代から伝わり、子供が誕生の際に弓に矢をつがえずに弦を引き、
音を四方へ向け発して邪気を退ける儀式です。
この儀式は、今日の皇室でも
行われています。

この考えに従えば、破魔弓飾りの矢の数は「最低でも4本必要」ということになるため
鯉徳では4本以上の矢を配した破魔弓飾りのみ取り揃えております。

ちなみにこのとき的(まと)として使われるモノを「はま」とよび、のちに
「破魔」という字をあてました。破魔弓の語源はここからきていると思われます。


その他、昔の宮中で、男性が毎年1月17日に行っていた弓競技の【射礼/じゃらい】
年占いと厄除けのため正月に行う【弓射/ゆみいり】などなど…。

弓を使って行われる神事・祭礼が正月に多いコトや、それぞれの行事が持つ意味合いが
長い時代のなかでお互いに結びついたコトで、今日の破魔弓飾りがお正月に飾られ、
その意義も引き継がれるようになったと考えられます。



また、旧暦の12月~1月の間は、十二支による暦の上で「丑・寅」にあたり
俗に言う鬼門(きもん)、つまり縁起が悪い時期と重なります。そのため
「この時期を生命力のまだ弱い赤ちゃんが無事に乗り越えられますように…」
という家族の願いが込められてもいるコトも忘れてはなりません。


「破魔弓=お守り」と簡単に言われますが、その考え方の背景には、
実は結構奥深い信仰や文化の蓄積があり、そこに家族の幸せを願う気持ちが
融合することにより伝統文化として今もなお残っているわけなんです。


ここまでつらつらと書き連ねたものの、実はもっと奥深い事実があるとかないとか。
ただこれまで破魔弓ってなんのためのモノなんだろ?と思った方々にちょっとでも
理解していただき「なるほどね~」と思っていただけたら幸いです。
それにしても…日本の文化って調べれば調べるほどホント奥が深いです。

これから破魔弓を選ばれる皆さま、そんな背景にあるモノがたりを踏まえた上、
実際お選びになるときは、以下も参考にしてみて下さいね。


→鯉徳特選・新作 破魔弓飾りはコチラから。

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