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江戸押絵羽子板工房 『むさしや豊山』

20101211

今回ご紹介するのは、浅草近辺を中心に制作されている【江戸押絵羽子板】です。

むさしや01

この江戸押絵羽子板は、伝統的な原材料を用い、昔ながらの技術・技法で
作り上げられており、東京都知事指定の伝統工芸品に指定されています。

現在、市場で一番流通しているのは【春日部押絵羽子】
それだけしか取り扱わないお店も多々あります。

ただ羽子板のルーツをたどると、絶対に江戸押絵羽子板はハズせない存在。


現在、羽子板生産の中心は、前回のブログにも書きましたが埼玉県春日部市。
それ以前(江戸時代)は、圧倒的に浅草界隈が中心でした。

なぜかといいますと、羽子板が女児の厄除け、玩具といった用途以外に、
人気アイドルのブロマイド的に作られていたからなんです(笑)。

当時、大衆芸能として人気を博していたのはなんといっても歌舞伎!!
その歌舞伎役者らを模写し、羽子板として制作されたのが
江戸押絵羽子板のルーツなのです。

だからこんな感じの羽子板も制作しています。
むさしや02

…ヤバイ!!


そんな東京の羽子板界で、私たちが惚れ込んでいるのが
今回ご紹介する墨田区石原に工房をかまえる【むさしや豊山】さん。


どうでしょう、この上品な色っぽさ。
むさしや03

形状もごらんの通り。
むさしや04


現在、羽子板の形状はますます豪華になり、板から着物がはみだした振袖タイプが
当店でも主流となってきてます。しかし…むさしやさんはあえて
「羽子板の板の中だけでその世界観を表現」しています。

それからすでに気づいているかたも多いと思いますが、
注目して欲しいはその【色彩感覚】
むさしや05

鮮やかに、かつ上品に…この配色の妙こそ江戸押絵羽子板の真髄であり、
むさしや豊山の真骨頂でもあるのです。


そして江戸押絵羽子板が他の羽子板と決定的に違うのは、
節句品…というよりも【美術工芸品】に近い感覚が漂っているコト。

伝統的というか…普遍的というか…。

なんか…え~…うまく説明できなくて歯がゆいのですが、
「(いい意味で)媚びてない感じ」がするんです。

流行、売れ筋、効率性…そんなデータ一辺倒、儲け第一主義で制作される
製品には決してマネできないオーラを感じさせますね。

あ、もしかするとこれが【粋/いき】って感覚なのかも?

「子供に贈るのには大人っぽい…」と言われるお客さまもいるのですが、
「成長し大人になっても飾ることができ、贈っていただいた方に感謝できるモノこそ、
本当の価値がある」…と私たちは考えています。




いかがでしたか?

むさしや豊山も出店している、浅草寺の羽子板市
今年(平成22年)は12月17日(金)~19日(日)に行われます。

また驚いたことに、私の愛読書でもあるファッション誌SENSE1月号の
職人紀行のコーナーに、むさしや豊山の野口さんが取り上げられてました!!

興味のある方はどちらもチェックしてみて下さい。


鯉徳では今回のブログに掲載しているモノはもちろん、
まだまだたくさんの種類を展示させていただいております。

生まれた女の子にふさわしい、素敵な羽子板に出会えるコトを
期待して、社員一同心よりご来店をお待ちしております。

それでは。


→鯉徳特選・新作 羽子板飾りはコチラから。

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